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2005年 07月 28日
仕事が激しく溜まってしまったことと、体調を崩したことで教習を3回もキャンセルしてしまい、ほぼ1ヶ月ぶりに新小岩自動車学校の門をくぐった。
前回までに習ったことをすっかり忘れてしまっているんじゃないか、という不安を抱えながら久しぶりのCB750のハンドルに触れる。スタンドをはらっての乗車はすんなりできて、ほっとする。エンジンをかける……。 うん? 何だか今日のCB、振動が激しいな。どうしたんだろ? こんなに振動してたっけ? まるでスポーツスターみたいだ…。 「すいません、このCB、何だかすごく揺れてるんですけど」 小泉指導員に声をかける。 「え? あれ? 地震じゃない? あ、揺れてる揺れてる! やばいな、大きいぞ、これは!」 「え?! あっ、これ、地震ですよね!」 「エンジン切って! バイクから降りて! お〜い! みんなエンジン切って〜!」 小泉指導員が大声で叫びながら走り出した。私はヨロヨロしながらCBから降りてしゃがみ込んだ! 新小岩自動車学校の二輪コースは2階にあるので、周りには何も建物はない。上から物が落ちてくることはないが揺れ方がハンパじゃない。恐怖感で足がすくんでしまった。空を見るとカラスが飛び回っている。空を飛んでる鳥も地震を感じるらしい。 「おさまったかな…。とうとう東京にも来たね…大きいのが」 私は、まだ胸がドキドキしていた。 「大丈夫だね。じゃ、もう一度、乗車してください」 足がすくんでいる状態で、私はスタンドをはらって乗車しようとした。動揺していたのか、少しよろけながらまたがった。エンジンをかける。 すると! またもや地面が大きく揺れ始めたのだ! 「何よ〜。もうやだ〜!」 「降りて降りて!」 揺れは長く続いた。屋外でこれだけ揺れを感じるということは、きっと震度5ぐらいあるのか。ビルや民家は壊れていないだろうか…。都心は大丈夫なのか? 「せっかく1ヶ月ぶりに来たのにね」 と小泉指導員が苦笑する。 ホントだ。せっかく気合い入れてきたのに…。 今年の4月にわが社で出版した「体験版 わが家の防災 本当に役立つ防災グッズ体験レポート」(玉木 貴著)は、市民の立場からわかりやすく防災アイデアや防災の心得、防災グッズを便利に紹介した本だ。実は私が編集したのだが、自分の家の備えはまったくしていない。この本の内容を一番理解しているはずの私なのに…。 私はこの地震を境に、本気になって準備をすることを決心した。 人間とは不思議なもので実際に危ない目に遭わなければ、何事も真剣に考えない動物である。「体験版 わが家の防災 本当に役立つ防災グッズ体験レポート」の中でも警鐘を鳴らしている。 関東地方、特に東京近辺に住んでいらっしゃる皆さんは、あの地震の時はどうしましたか? もし、まだ防災対策をしていらっしゃらない方は、ぜひ「体験版 わが家の防災 本当に役立つ防災グッズ体験レポート」を参考に準備してください! わかりやすく防災グッズを紹介しているので、防災初心者にはとても参考になります。 また、この本の第2弾を9月初旬に発売する予定です。こちらもさまざまな情報と防災グッズ最新レポートが満載です。機会がありましたら読んでみてください! (ちなみに、現在、この本の編集でしっちゃかめっちゃか状態であります…)
by yfujikawa3
| 2005-07-28 12:17
| 教習所日記
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