|
2005年 09月 11日
夏休み(二日目のつづき)
大阪を出発したのは、夕方6時ちょっと前。阪神高速に乗って芦屋に出て、そこから有料道路・芦有道路を走って有馬温泉に到着するコース。芦有道路は面白そうな峠道で、頂上までいくと美しい神戸の街が一望できる。 夕暮れ時に大阪を出発→峠を越える頃に陽が落ちる→頂上で暗くなり夜景を眺める…… というのが理想だったのだが、ま、大阪を出た時点であきらめましたね。 でも、阪神高速から眺めた神戸港の夕焼けはきれいだった。芦有道路に入った時はすでに真っ暗だったが、登って行く途中でチラッチラッと見える夜景は、頂上に着いた時の美しさを予感させた。 ところが、楽しみにしていた峠道だったのに!! 前を走る車(しかも2台!)のスピードがメチャメチャ遅くてハラハラ。オートバイは、低速の時の方が恐い。それに加えて峠道。何だか楽しさが半減してしまった。彼の運転にはまったく不安を感じなかったが、もし、これが自分だったら……、と考えてみただけで恐ろしくなった。低速運転も苦手だし、坂道、超苦手なんだから! 途中、1台の車は私たちを先に行かせてくれて、しばし快適な峠道を走ることができた。 いわゆる、カーブでガリガリいわせるって、これのことですね! 初体験をしてワクワク! ふぅ〜、おもしろ〜い!! 私もやってみた〜い! そして、待望の頂上。飛ばされそうな強風にはびっくりしたが、聞いていたとおりの絶景! そして、満月…。絵に描いたような美しさ。写真に残しておこうと思って、シャッターを切ったが、強風のためブレブレです……。 さて、峠を下って有馬温泉へ。由緒正しき「陶泉 御所坊」に宿泊。ここは加藤裕三が、亡くなる寸前までご主人と懇意にしていたこともあって、一度は泊まってみたかった宿だ。私たちが泊まったのは谷崎潤一郎ゆかりの部屋。書棚には谷崎の初版本や猫の置物があったり、部屋全体が古き良き日本の香りがする、とってもステキなお部屋だった。 しかし、こういう時に限って写真を撮るのを忘れてるんですね……。とってもステキな宿ですから、気になる方はぜひ「御所坊」さんのホームページを見てください! 夏休み(最終日) さぁ、いよいよ旅も終わり。前日はたらふく食べて、温泉にもゆったり浸かって、溜まっていたストレスを洗い流したことだし…(途中何度も編集部から電話が入り、そのたびに仕事モードになったが)。リフレッシュした気分で最後のツーリングを楽しまなくっちゃね! 行きは1時間おきの休憩を30分もとっていたので、帰りは休憩時間を短縮することにした。そして、夜10時くらいに到着する予定だったが…。 が、しかし! 実は、ここ有馬温泉にバイパスを通す計画があり、反対運動の署名活動を「御所坊」のご主人と女将さんが中心になっておこなっている。私もバイパスには大反対で、微力ながら署名活動に協力していた。 前日の夜、女将さんとその話をする予定だったのだが、宿についた時間が2時間も遅れたため、翌朝、話を聞こうと思っていた。バイパスの話を聞けば聞くほど、私は腹が立ってきてのめり込んでしまい……。とうとう、出発時間がお昼の1時を過ぎてしまったのである……。 有馬温泉バイパス反対運動については御所坊さんのブログ「PIETON」に詳しく掲載されています。このブログを読んでいただいている方で、有馬近辺にお住まいの方がいらしたら、ぜひ署名をお願いいたします! ネット署名もできるはずなんですけど、詳細はまた後日お知らせします! もしくは、私までご連絡ください! ←「陶泉 御所坊」の夕暮れの外観。ステキでしょ? さて、東京までのロングツーリングの旅。結局、何時に着いたかって? ご想像におまかせします。 とにかく、眠かった。私は寝てましたね。ふり落とされなくてよかった。 運転してた彼も寝そうになったらしいし。最後はそうとうきつかったです。 でも、無事に戻ってこられたし、自然も満喫して、過酷さも体験して、オートバイの旅の面白さにどんどんはまっていくのであります。 そして、今度はタンデムではなく、ハーレーに乗って!
by yfujikawa3
| 2005-09-11 14:29
| 編集者の日常
|
ファン申請 |
||